古くなったトイレ、修理した方がいい? 交換した方がいい?

この記事のタイトル、あなたはどっちが良いと思いますか。
壊れた箇所だけ修理するか、それともトイレ全体を交換するか。

このタイトルは、当社の無料見積もりで実際にお客様に提示した2つのお見積り案を基にした物です。ご判断いただいたお客様はどのような状態を得て、どのような判断をされているのか。
これからご紹介するトイレの故障しやすい箇所や、当社がご提案した2つの見積もり案の内容とメリット・デメリットを読みながら、ぜひ一緒に考えてみてください。

新座市にお住まいのお客様からのお問い合わせ

築30年の新座市のマンションにお住まいのお客様より…
「トイレタンクの便器の接続箇所から水漏れしている」と
お電話にてお問い合わせをいただきました。

その際、お客様から作業方針についての要望があり…
「まだ使えるものであれば、修理をする方が安いと思うので修理したい。しかし、そろそろ使えなく可能性が高いなら新品のトイレに交換しても良い」というご要望を頂きました。

まずはお客様宅に訪問、トイレを点検してトイレ全体と水漏れの状態を確かめます。
結果、トイレタンクと便器の接続部に使用されている「密結パッキン」という部品が劣化、破損していたことが原因で水漏れが生じていることが判明しました。
そこで当社では「パッキンの交換」と「トイレ全体の交換」の2つのお見積りを作成しご提案させていただきました。

一般的なトイレの壊れやすい箇所

お見積りの内容に入る前に、トイレの構造と壊れやすい箇所について紹介します。

一般的はトイレは、流す水を溜めるトイレタンク、座る場所になる便座、便をつける便器の3つで構成されています。

トイレメーカーによればトイレの耐用年数は劣化の早い部品で10年、トイレ全体では15年から20年程度で、それ以上を過ぎると交換を推奨しています。
出展①:https://www.lixil.co.jp/square/articles/145/
出展②:https://jp.toto.com/support/repair/toilet/schedulewashlet/

トイレ全体の中で、特に壊れやすい部品がパッキンです。パッキンは、給水管とトイレタンクの間やトイレタンクと便器の間にはめ込んで水漏れを防ぐもので、特にトイレタンクと便器の間にははめ込む物を密結パッキンと言います。ここで劣化すると、知らない間に水が便器の下に溜まっていたり、配管の隙間から水漏れが発生する場合があります。

密結パッキンを交換した場合の見通しと概算費用

今回ご提案させていただいたお見積りの1つ目は、
トイレタンクと便座の間の接続部にある密結パッキンの交換のお見積りです。
こちらの作業は、トイレタンクを取り外して交換する作業となります。
当社の費用目安では、おおよそ2万円前後からとなります。

密結パッキン交換のメリットとしては、破損した箇所のみを交換するので、
再度修理業者に来てもらう必要がなく1度の訪問で作業が完了します。
使用する部品がパッキンだけなので費用としても交換よりも安価で作業が実地可能です。

デメリットとしては、パッキン以外はそのままであるため。
パッキン以外で修理が必要になるリスクがあり、その場合は改めて修理を依頼しなければなりません。

トイレを新品に交換した場合の見通しと概算費用

ご提案させていただいた2つ目のお見積りは、トイレを新品に交換するお見積りです。
こちらは、新しいトイレを取り寄せた上で再度訪問し、改めて交換作業を行うものです。
トイレには格安品からレギュラー品、高級品などのグレードがあり、お客様のお好みでご注文することが可能です。一般的な物で80,000円くらいからとなっております。

トイレを交換するメリットとしては、新しいトイレで心地よく利用できることや、交換前のトイレよりも節水やメンテナンスに優れたトイレが利用可能になることです。他にはトイレすべての交換をするので、部品の故障率がかなり低くなります。

デメリットとしては、交換するトイレを取り寄せる都合上、トイレの到着を待たなければ作業ができないことです。

お客様のご選択は…

2つのお見積りを比較されたお客様は「電話でもお伝えした通り、トイレはまだ使用可能であると教えてもらったので、今回はパッキンの交換で作業を進めてほしい」と、パッキン交換の作業のお申し込みを頂きました。

お申し込みを頂いた後、パッキン交換の作業を行い、作業後は実際に水を流してみて水漏れが解消したことをお客様と一緒に確認しました。

まとめ

今回の記事では、当社で対応させていただきました。
築30年の住居でのトイレ修理のお見積り案2つと、お客様のご選択をご紹介させていただきました。

この記事を読んだ皆さんならパッキンの修理とトイレの交換、どちらの作業案をご選択されるでしょうか。
それとも他の修理業者の相見積もりも含めて検討されるでしょうか。

どのような選択をされる場合でも、当社までお気軽に無料見積もりのご依頼をいただき、
お客様によってより良い水まわりの修理サービスが選ばれるきっかけになれば幸いです。

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この記事を書いた人

給水装置工事主任技術者(歴16年)
これまでに"15,000件"の案件を担当。

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