トイレの水を流すと排泄物(汚物)やトイレットペーパーが残る場合
トイレットペーパーや便がなかなか流れない原因と対処法
トイレの洗浄レバーで水を流しても流れが悪く排泄物(汚物)やトイレットペーパーが残る状態が続くことがあります。
流れきるまでに2回~5回ほどトイレの水を流すことになる状態は排水不良の一つです。
これはトイレ便器に溜まっている水たまりの先、排水方向30cmの間の流れが通常よりも悪いために流れるはずの排泄物やトイレットペーパーが流れずに残ってしまう状態です。
トイレの水を流しても排泄物(汚物)やトイレットペーパーが残る原因としては下記3つのいずれかが疑われます。
(1)排水管内または便器内に液体または固形物がある
(2)流す瞬間水量(タンクレストイレの場合は水圧)が少ない
(3)サイフォン現象が発生しない不具合。
上記3つを詳しく説明します。
(1)排水管内または便器内に液体または固形物がある
便器内や排水管内が閉塞気味になっている場合は詰まり原因を取り除くことでトイレの流れも良くなります。
「何がどこに」詰まっているのかを点検をして対処されることをお勧めします。
【点検と作業】
・排水管に点検口がある場合は排水管内に詰まり箇所がないか点検をする。
・ラバーカップ(スッポン)や圧力ポンプを使用して詰まり解消作業を行う。
・ご家庭での対処が難しい場合は業者に依頼する。
※浄化槽排水のお宅ではバキュームカーを依頼して吸引するだけで不具合がなおることも珍しくありませんので、前回の吸引汲取りから月日が経過している場合は浄化槽が満水になっていることを疑ってみてください。
(2)流す瞬間水量(タンクレストイレの場合は水圧)が少ない
・トイレのタンク内にペットボトルを入れる節水や、節水パーツを入れている場合は取り除いて様子をみます。
・トイレタンク内の水量が足りているか点検をし、不足している場合は水量調整を行う。(TOTOトイレの水量調整の方法は「こちらのPDFファイル」で見ることができます。)
・タンクレストイレをご使用中の場合は設置時に流動水圧を計測してメーカー推奨基準数値を上回っていたでしょうか。流動水圧は計測していない、またはメーカー推奨基準数値に足りていなかった場合は設置した業者様に対応を依頼するか、当社トイレ救急社までお問い合わせください。
その他、便器内の排水経路が詰まり気味(排水穴が細く)になっている場合は便器内の洗浄や便器の交換をすることで改善します。
節水トイレに取り替えた直後からたまに排泄物やトイレットペーパーが流れないで残るようになった場合は、水量が減ったことで排水管内が詰まりかけている可能性があります。
一度、点検をされることをお勧めします。点検をご希望のお客様はメールまたは電話にてお問い合わせください。
(3)サイフォン現象が発生しない不具合
TOTOトイレのタンクにSH90BAやS721B、S710と書いてある場合は(3)のサイフォン現象が発生していないケースが多いかも知れません。
サイフォン現象がおきない不具合は専門的な知識や経験が必要になるため弊社かトイレ専門業者やトイレに詳しい技術サービスに依頼されてください。
まずは点検をして不具合の原因を特定することが先決です。
弊社の対応エリア内であれば点検と修理が可能ですのでお気軽にお問合せください。
トイレットパーパーがクルクル回って残る場合の修理事例
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