- デリシアシリーズのタンク品番S810B,便器品番C810Bが一般的なトイレと異なる点
- ・一般的なウォシュレット(温水洗浄便座)や普通便座は取り付けることができない。
- ・トイレリフォーム時に現在販売中のTOTO便器では排水芯(排水管の位置)が合わない
- 写真は工事前に撮影したS810B,C810Bトイレです。
- ウォシュレットは以前に販売していたデリシア専用品がついています。
- 排水芯を測ると約230~240㎜ほどで、鉛管の排水管を使用している現場でした。
- 鉛管使用で、この排水芯サイズだと一般的なトイレ便器の交換工事では適合する便器がありません。
- 現場が塩ビ排水管を使用している場合はフランジ部分で切断して排水ソケットを取り付ければ問題なく工事が進みますが、30年以上が経過したビルの上階で鉛管を切断して繋ぐのは少々リスクが有り過ぎのように思います。
施主様と工事案を出して相談することにしました。
- (案1)ビル全体の排水管を塩ビ管に引き直し。→もちろん即却下。
- (案2)鉛管を切断して塩ビ管と接続してソケットをつける。→トイレ交換だけで取れるリスクではないため却下。
- (案3)小さめの塩ビ管をソケット代わりに鉛管に差し込んで強引に施工。→有りがちな方法で実際はこの工事を行う会社さんが多いと思うが、もっとキチンと施工したいので却下。
暫く日にちをいただいて考えてみましたが、予算の大幅な増加は避けたいとのご要望もあり、今回は案1~3以外の奥の手を出すことにしました。