トイレタンクに溜める水が出ない場合や(水の出が悪い場合を含む)、タンク内に水が無いためにトイレ(汚物等)を流す水が流れない場合はまず最初に以下の2つをご確認ください。
(1)水道水が断水になっていないかトイレ以外の場所で確認する。
(2)トイレの止水栓が開いているか確認する。
2点を確認して問題がなければ次にトイレのタンク内を点検します。

まず最初に必ず水を止めてください。タンクの真横またはタンク下の床面に止水栓があると思いますので、止水栓を時計回りに最後まで回すと水が止まります。
閉め方があまいと水が噴き出しますのでご注意ください。固くて止水栓が回らない場合は水道元栓を閉めてください。
次に
(1)タンク内に水が十分に溜まっているか確認してください。溜まっていない場合は給水経路の詰まりかパーツの故障を疑ってください。
(2)タンクの蓋を開けてタンク内の浮き玉が引っかかっていないか確認してください。
(3)TOTOのトイレでタンク内の中央に赤いキャップか黒いキャップがある場合に限定した内容になりますが、シューっと音がして水がポタポタとタンク内に垂れていないか見てください。

もし(3)の症状があってタンク内に水が溜まるまですごく時間がかかる場合はタンク内のダイヤフラムという部品の故障原因が疑われます。次のURLはTOTOの修理ページですのでご確認をお願いします。
(注意)この修理作業中に水が噴き出して家中が水浸しになった失敗例の多い作業になります。十分に注意しながら進めてください。TOTO修理ページURL:http://www.toto.co.jp/aftersupport/solution_t/07_2.htm
失敗例の多くの原因は次の2つで、止水不良とパーツ破損です。年数が経過した止水栓は普通のマイナスドライバーでは閉まり切らないことがあります。 またタンク内のプラスチック(樹脂)パーツは劣化もありチカラを加えると折れたり破損したりします。もしご不安な場合は当社の修理サービスをご利用ください。
トイレ洗浄レバーが空回りする、レバーが動かない

トイレの洗浄レバーが動かない時やガタつくとき、空回りをする時の原因としてはレバー本体が折れたか、レバーに繋がっているクサリが切れた場合が多く、次いでレバー関連の部品の故障やネジのゆるみがあります。
またトイレタンク内に水がたまっていない場合はレバーが空回りをします。
明らかにレバーのネジが緩んで外れたり、レバーが折れていたりする場合はネジを締め直したり、現在のレバーと全く同じ物を買ってきて取り付ければ直ります。レバーには長さが少しずつ異なる物や各メーカー品がたくさんありますので、取り付け可能な部品を選んでください。
タンクに十分な水があるのにレバーを回しても流れない場合の原因はレバーまたはタンク内の部品の動作不順のほか、レバーが折れていたりクサリが切れていることが考えられます。
タンク内を見て部品に割れた物や折れている物または切れている物がないか確認してみてください。
上記のレバーの故障以外の場合はレバーと連動している部品(パーツ)の不具合や故障が原因の可能性があります。