一体型トイレは、デザイン性に優れ、トイレの空間をすっきりとした印象にしてくれます。
「トイレを一体型にリフォームしたいけど、少しでもコストを抑えたい」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当記事では、一体型トイレのリフォーム時に費用を安く抑える場合の方法や種類、
気を付けておきたい点について解説いたします。
一体型トイレとは、タンク、便座、ウォシュレットなどのトイレの各パーツが一体化されているトイレのことを指します。一体型になっていることでスッキリとした印象を与えるだけではなく、掃除がしやすいデザインになっているというメリットがあります。一方で、トイレとタンクが一体化しているため、適合する修理部品が少なく、故障をしたときに適合パーツが廃盤になった時は便器ごと交換しなければならない、価格が高いというデメリットもあります。
「一体型トイレにリフォームをしたくても、肝心な料金が分からないと心配」という方もいらっしゃると思いますが、一体型トイレのリフォームで費用を安く抑える方法はいくつかあります。実際にいくらぐらいかかるのか、どうしたら安く抑えられるのか見ていきましょう。
一体型トイレの交換費用はいくらかかる？
一体型トイレへ交換する場合はいくらくらい必要なのでしょうか。交換費用についてみてきましょう。
・トイレ本体はウォシュレット付きなど、機能が高くなるほど価格も上がる傾向にあります。反対に必要最低限の機能が揃ったシンプルなタイプの価格は低めになるります。
・トイレ交換の工事費用に加えて、床や壁の張り替えなどのリフォームを行う場合は別途工事費用がかかります。
このように、一体型トイレの費用は要素によって大きく変わります。
それでは、相場費用の一例を確認してみましょう。
トイレリフォームの参考価格 | リモデルライブラリー | リフォーム | TOTO株式会社によると、
トイレのみ交換の場合
・費用 15万円～29万円
・工事日数 0.5～4時間
ただし、参考価格となりますので、工事費用はメーカー・業者や内容によって異なります。具体的な費用や詳しい内容は各メーカー・工事業者に確認しましょう。
トイレ本体のグレードを見直す
一体型トイレリフォームにおいて費用を抑えるのに最も有効といわれているのが、トイレ本体のグレードを見直すことです。トイレのグレードによって価格はさまざまなため、ご予算や生活スタイルに合うトイレを選ぶことをおすすめします。
１．トイレ本体は機能性の高いものを選ぶのではなく、本当に必要な機能だけを備えたスタンダードなモデルを選ぶと費用を抑えることが可能になります。
２．便座はウォシュレット（温水洗浄便座）などの機能が付いている便座は本体価格が高い傾向にあります。特別な機能が付いていないシンプルな便座を選ぶことも検討しましょう
トイレ本体のグレード見直すポイントとして、理想のグレードを選ぶだけでなく、予算とのバランスも考慮することが大事です。
工事の内容を見直す
業者には依頼したいけど、少しでもリフォーム代を抑えたいという場合は、施主支給(商品を自分で購入し、業者に取り付けてもらうこと)を検討するのも良いでしょう。
ただし、施主支給を行う場合は業者が対応可能か事前に確認してから、商品を購入してください。ご自身で交換用のトイレを購入する際は、工務店、水道業者、ホームセンター、家電量販店を調べて比較することで価格が低い商品を見つけることもできます。また、業者によっては閑散期やキャンペーン期間などに工事の依頼をすると割引になる場合もあります。
※当社は施主支給には対応していません。あらかじめご了承ください。
補助金制度を活用する
国や地方自治体から支給される補助制度を活用して、トイレリフォームの費用を抑えられる場合があります。トイレ一体型へのリフォームで補助金制度を利用できるかどうかは、リフォームの内容や、住んでいる地域、世帯構成などによって変わってきます。
一体型トイレのリフォームで補助金が利用できるケースは次のとおりです。
・バリアフリー化にする
トイレにバリアフリー用の手すりの設置や床の段差解消など、安全に使用できるようにリフォームする場合
・トイレを節水型のものに交換するなど、省エネ化を目的とするリフォームの場合
・汲取式トイレから水洗トイレに改造を行い、公共下水道に接続する場合
以上の場合は補助金が利用できる可能性があります。注意したいポイントとしては、トイレリフォームのすべてが補助金対象となるわけではありません。もしこれらのケースと目的が一致しているようでしたら、一度お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。
参考URLの例
令和6年度長期優良住宅化リフォーム推進事業（kenken.go.jp/chouki_r/）
リフォームを安くするときの注意点
トイレリフォームは業者選びがとても重要になってきます。安さを追求するあまり、後悔してしまった…ということにならないように注意点をご紹介します。
・手抜き工事などのトラブルにつながらないように、複数の業者から見積もりを取って比較・検討することが大切です。ほかの業者と比べて、極端に安すぎる業者は工事品質が低い可能性がありますので注意が必要です。
・価格が極端に安い場合、品質の良くない材料が使用されていたり、工事が雑に行われたりする可能性もあります。信頼できる業者かどうか口コミサイトも参考にすることをおすすめします。
・リフォームの契約前に、見積もり内容、保証期間、追加費用など、不明点がないようにしっかりと確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？一体型トイレのリフォーム時に料金を安く抑える方法について解説させていただきました。基本的にリフォームは大きな出費を伴うため、リフォーム費用のことがまずに気になると思います。少しでもリフォーム費用をできるだけ抑えたいという方は、「本当に必要な機能だけを備えたグレードを選ぶ」「ご自身で交換用のトイレを購入して、可能であれば取り付けは業者に対応してもらう」「リフォームで補助金制度を利用できるか確認する」「複数の業者から見積もりを取って比較・検討する」といった方法があります。これらの方法を検討することでリフォーム時にかかる料金への不安も減らせるかもしれません。自分やご家族の考えに合う方法を検討してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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